メンテナンス講座資料 vol.2



 

ディスク管理

ディスクのクリーンアップ

パソコンの中に使わないファイルが溜まっていませんか?パソコンは使え ば使うほど、どんどんいらないファイルが溜まってしまいますが、つい整 理するのを面倒だと感じていませんか?どうしても溜まっていく不要なゴ ミファイルはディスクの無駄遣いですよね。しかも放っておけば、ディス クの容量はどんどん無くなっていき、パソコンが正常に動かなくなったり します。以前使っていたアプリケーションの残骸ファイルや孤立ファイル などを検出して、必要ないファイルは捨てましょう。ファイルのお掃除を しなければ、ディスク容量不足を招くだけでなく、スワップ領域不足によ ってパソコンが不安定になるなど、パソコンの調子がどんどん悪くなって いきますよ!ここでは簡単に出来る方法のひとつとして、OSの機能を利 用したディスクのクリーンアップを紹介いたします。

  1. デスクトップにある『スタート』メニューの中にある『マイコンピュータ』 をクリックしてください。
  2. 『ローカルディスク(C:)』を選択して、右クリックしてください。右ク リックメニューの中にある[プロパティ]を選択してください。
  3. 選択すると、左図のような画面が出てきますので確認してください。[ディ スクのクリーンアップ]をクリックしてください。クリックすると、自動 的に削除可能なファイルが検索されます。
  4. 自動検索後、左図の画面[ディスククリーンアップ]が表示されますので、 この中から削除したい不要なファイルを選択してください。また、[ファ イルの表示]をクリックすると、選択された不要ファイルの一覧が確認で きます。
  5. 確認が済んだら、[はい]ボタンを押してください。『ディスククリーンア ップ』画面が表示され、自動で選択した不要なファイルが削除されます。

デフラグ

デフラグを実行することで、ハードディスクの中のファイルの配置を整 理して、最適化することができます。

  1. [スタート]ボタンをクリックし、[プログラム]をポイントします。次に、 [アクセサリ]をポイントし、[システム ツール]をポイントして、[ディスク デフラグ]をクリックします。
  2. [最適化するドライブを選択してください]ボックスの一覧から、最適化を 実行するハードディスクドライブをクリックします。次に、[OK]をクリッ クし、ディスクデフラグを開始します。
  3. 最適化が実行されます。
  4. 最適化が終了すると、"ディスク デフラグ ツールを終了しますか?"という メッセージを表示されます。[はい]をクリックして、ディスクデフラグを 終了します。
  5. コンピュータを再起動します。


バックアップとメールの移行

コンピュータの故障に備えて、データを他の場所(別のハードディスクや、 CD-Rなど)にコピーしておくことを「バックアップする」といい、そのコピー したものをバックアップと呼びます。ハードディスクの中に入っている全ての ファイルをバックアップしておけば安心ですが、それではハードディスクやCD-R がいくつあっても足りないという状況になってしまいます。なので、バック アップをする場合には、自分の持っているデータ(ワープロの文書ファイルや 画像ファイルやメールなど)がまずその対象になります。Windowsそのものや、 購入したアプリケーションなどは、CDからインストールをしなおせば元の状態 にできるわけですから、無理にバックアップということを考える必要はない でしょう。文書ファイルなどはただコピーを行えば良いですが、メールのデータ などは、それだけでは元に戻すことができない場合があります。ここでは、 Outlook Expressを例にメールまわりのバックアップを取る方法を説明します。 これをうまく使うと、他のコンピュータへメールまわりのデータを移行すること も可能です。

アドレス帳のバックアップ

  1. [ファイル]をクリックし、[エクスポート]をポイントします。次に、[アドレス 帳]をクリックします。
  2. [テキスト ファイル (CSV)]をクリックし、[エクスポート]をクリックします。
  3. [エクスポート先のファイル名]を確認し、[次へ]をクリックします。
  4. [保存する場所]ボックスでファイルの保存場所を選択し、[ファイル名]ボック スにファイル名を入力します。次に、[保存]をクリックします。
  5. 保存したい項目のチェックボックスに、チェックを入れます。次に、[完了]を クリックします。
  6. [アドレス帳のエクスポートは正常に完了しました]と表示されたら、[OK]をク リックします。次に、[閉じる]をクリックします。

アドレス帳の復元

  1. [ファイル]をクリックし、[インポート]をポイントします。次に、[ほかのア ドレス帳]をクリックします。
  2. [テキスト ファイル (CSV)]をクリックし、[インポート]をクリックします。
  3. [参照]をクリックします。
  4. [ファイルの場所]ボックス一覧からファイルの場所をクリックし、アドレス 帳のファイル(.csv)をクリックします。次に、[開く]をクリックします。
  5. [インポートするファイルの選択]ボックスを確認し、[次へ]をクリックします。
  6. 復元する項目のチェックボックスをクリックし、チェックを入れます。次に、 [テキスト フィールド]と[アドレス帳フィールド]が対応しているか確認し、問 題がなければ、[完了]をクリックします。
  7. "アドレス帳のインポートは正常に完了しました"というメッセージが表示さ れたら、[OK]をクリックします。
  8. [閉じる]をクリックし、[アドレス帳インポート ツール]ダイアログボックス を閉じます。

お気に入りのバックアップ

  1. [ファイル]をクリックし、[インポートおよびエクスポート]をクリックします。 [インポート / エクスポート ウィザード]が起動したら、[次へ]をクリック します。
  2. [お気に入りのエクスポート]をクリックし、[次へ]をクリックします。
  3. 保存するフォルダをクリックし、[次へ]をクリックします。
  4. [ファイルまたはアドレスにエクスポートする]をクリックし、ボックス内に 保存先を入力するか、[参照]をクリックして指定します。次に、[次へ]をク リックします。
  5. [完了]をクリックします。

お気に入りの復元

  1. [ファイル]をクリックし、[インポートおよびエクスポート]をクリックします。 [インポート / エクスポート ウィザード]が起動したら、[次へ]をクリック します。
  2. [お気に入りのインポート]をクリックし、[次へ]をクリックします。
  3. [ファイルまたはアドレスからインポートする]をクリックし、ボックス内に お気に入りを保存したファイル名を入力するか、[参照]をクリックして指定 します。次に、[次へ]をクリックします。
  4. [完了]をクリックします。

メールのバックアップ

  1. [ツール]をクリックし、[オプション]をクリックします。次に、[メンテナン ス]タブをクリックし、[保存フォルダ]をクリックします。
  2. フォルダの場所を確認します。次に、[キャンセル]をクリックし、もう一度 [キャンセル]をクリックします。
  3. [スタート]ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行]をクリックし ます。次に、[名前]ボックスに手順2で確認した場所を入力し、[OK]をクリ ックします。
  4. 表示されたフォルダの[編集]をクリックし、[すべて選択]をクリックします。 再度、[編集]をクリックし、[コピー]をクリックします。
  5. デスクトップの何もない場所で右クリックし、ショートカットメニューの [新規作成]をポイントして、[フォルダ]をクリックします。次に、フォルダ 名として「mail backup」(「」は除く)と入力し、Enterキーを押します。
  6. [mail backup]フォルダをダブルクリックして開きます。[編集]をクリックし、 [貼り付け]をクリックします。コピーしたメールデータファイルが全て貼り 付けられたのを確認し、[mail backup]フォルダを閉じます。

メールの復元

  1. Outlook Expressを起動します。
  2. [ファイル]をクリックし、[インポート]をポイントします。次に、[メッセ ージ]をクリックします。
  3. [インポート元の電子メール プログラムを選択してください]ボックスの一 覧から、[Microsoft Outlook Express 5]または[Microsoft Outlook Express 6] をクリックし、[次へ]をクリックします。
  4. [Outlook Express 5 ストア ディレクトリからメールをインポートする]ま たは[Outlook Express 6 ストア ディレクトリからメールをインポートする] をクリックし、[OK]をクリックします。
  5. [参照]をクリックし、メールデータファイルが保存されているフォルダを 選択します。次に、[OK]をクリックし、[次へ]をクリックします。ここで は例として、デスクトップ上に保存している[mailbackup]フォルダを選択 します。
  6. すべて復元する場合には[すべてのフォルダ]を、復元するフォルダを選択 する場合には[選択されたフォルダ]をクリックし、[次へ]をクリックします。
  7. "完了"というメッセージが表示されたら、[完了]をクリックします。


Windows Update

Windows Updateとは、使用しているWindowsを自動的に更新し、シス テムを最新の状態に保つための機能です。Windows Updateを実行する と、製品の発売以降に見つかった問題の修正や、新しく追加された機 能を自動的にダウンロードして更新します。Windowsを最新の状態に 保ち、セキュリティを強化することができます。

Windows Updateを使用するには

  1. Windows UpdateのWebページを表示します。[スタート]ボタンをクリ ックし、[Windows Update]をクリックします。Windows XPの場合には [スタート]ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]をポイントし ます。次に、[Windows Update]をクリックします。
  2. 更新情報を確認します。[更新をスキャンする]をクリックします。
  3. インストールする更新を選択します。[インストールする更新の選択] で、各カテゴリの利用可能な更新を参照します。重要な更新以外で必 要な項目がある場合は、項目ごとに[追加]をクリックします。重要な 更新は、すべてインストールすることをお勧めします。
  4. 選択した更新をインストールします。インストールする項目が決定し たら、[今すぐインストール]をクリックします。
  5. 追加使用許諾契約書の内容を確認します。追加使用許諾契約書の内容 を確認し、同意できる場合は、[同意します]をクリックします。
  6. インストールが開始されます。
  7. コンピュータを再起動します。
  8. 再起動を促すメッセージが表示されたら、[OK]をクリックします。


デバイスドライバ

新しい周辺機器を使う

インストールのときにも述べましたが、必ず設定をする前に、該当す る周辺機器やドライバのマニュアルに目を通しましょう。ここでは、 CD-RWドライブの設定を行います。下記の資料を参考にします。

CRW-24U2 - はじめにお読みください
http://www3.melcoinc.co.jp/download/manual/storage/crw24u2-hajime.pdf


インストール・アンインストール

インストールの前に、該当するソフトやドライバのマニュアルに目を 通しましょう

必ず「インストールのしかた」について解説されているページがあり ます。 手順が書かれているので、それにしたがって作業していきます。 インストールがスタートすると、後はコンピュータが自動的に行われ ていきます。途中、そのソフトやドライバを保存する場所をたずねる メッセージが表示されることがありますが、コンピュータの提示にし たがって「はい」を選択していけばいいでしょう。 ソフトによっては、 インストールが終了したらその設定を反映させるために「再起動」が 必要な場合もあります。その時もコンピュータがメッセージを表示し ますので、指示に従ってください。

インストール先のハードディスクの空き容量を確認しましょう

インストールしたいソフトの説明書やパッケージには、必要なハード ディスクの空き容量の数値が示されています。保存したい場所の空き 容量が、条件を満たしているかどうか確認しましょう。 空き容量が足 りないと、インストールができません。

  1. 「スタート」−「マイ コンピュータ」をクリックします。
  2. インストール先の「ハードディスクドライブ」のアイコンをクリック して選択します。
  3. 画面左側にある「詳細」欄の「空き領域」の値を確認します。

焦らずに、順を追って作業していきましょう

多くのアプリケーションソフトは、CD-ROM をセットするとウィザー ドが起動してきます。ウィザードとは、インストール時に限らず、ア ンインストールやインターネット接続の設定や文書作成など、ある作 業をするための設定を行うためにコンピュータが一つ一つ設問を投げ かけ対話形式で進めていく機能のことです。 ウィザードが突然現れたら、最初のうちは驚きますが、ウィザードが あるからこそインストール作業などを簡便にできるものなのです。ウ ィザードは基本的なインストールの流れで構成されていますので、メ ッセージに従い「はい」を選択していけば大丈夫です。 インストール終了前に「本当にいいですか?」という意味合いのメッ セージが出る場合がありますが、これは確認と注意を促すためのメッ セージなので、気にせず「はい」を選択しましょう。

蔵衛門10デジブックをインストールしてみる

蔵衛門10デジブックのインストール方法

  1. ダウンロードページ( http://www.forest.impress.co.jp/library/album_k.html )から、蔵衛門10デジブックのインストーラをダウンロードし、 k10digi.exeをダブルクリックして実行します。
  2. 「「蔵衛門デジブック」のインストールを開始します。よろしいです か?」と聞かれるので、「はい」をクリックします。
  3. 使用許諾契約を読み、問題がないようなら「同意」をクリックします。
  4. インストール先のドライブを聞かれるので選択し、「OK」をクリック します。
  5. インストール先のフォルダを聞かれます。問題がなければ、「OK」を クリックします。
  6. 「インストールのための一時的なファイルを消去します。」と表示さ れたら、「OK」をクリックします。
  7. 以上で、インストールは完了です。

アンインストール

自動でインストールした場合の削除方法

自動インストールしたソフトなら、[アプリケーションの追加と削除] から、ソフト名を選ぶだけで自動で削除できます。メニューやデスク トップに登録されていたショートカットアイコンも削除してくれますが、 自分で場所を動かしたり名前を変更した場合は見つけられないこともあ りますので手動で削除してください。

  1. スタートメニューの[コントロールパネル]を開く。
  2. [プログラムの追加と削除]を選ぶ。
  3. 削除したいソフト名を選び、[変更と削除]ボタンをクリックします。 プログラムによっては、アンインストール用のウィザードが起動するの で、指示に従います。


参考

パソコンメンテナンス講座
http://pc.ai2you.com/PCshindanshi/lecture/lecturetop.asp
ワンランクアップのためのテクニック集
http://121ware.com/navigate/support/beginner/technique/index.html
ビギナーのためのお助けパック
http://121ware.com/navigate/support/beginner/help/index.html
ヒント集
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=%2fdirectory%2fworldwide%2fja%2fkblight%2fdefault.asp


講師


 

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