最近ではコンピュータや携帯電話が普及し、誰でもインターネットを
利用できるような環境が整ってきました。このインターネットという
新しいコミュニケーション形態は、既存のものとは根底から異なる部
分が多いために、いろいろなルールが生まれました。これらの決まり
ごとをネチケットといいます。ネット上でのエチケットというわけで
す。この講座では、電子メールの基本的な話(仕組みや使い方)から
電子メールを使うときに心がけた方が良いと思われるネチケットまで
をお話します。
- 起動方法
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スタートメニューからプログラムとたどっていきOutlook Expressを
選択します。いくつか方法はあるのですが、スタートメニューからの
起動方法を紹介します。
スタートメニュー→プログラム→Outlook Expressを選択します。
- メールの作成と送信
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「新しいメール」ボタンをクリックし、新規メールのウィンドウを開
きます。
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宛先に送信先のメールアドレスを、件名には要件などを入力します。
そして、本文も入力します。
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メッセージを作成し終えたら「送信」ボタンをクリックします。メッ
セージは送信待ち状態として送信トレイに保存されます。
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送信トレイに保存されたメッセージを送信するには「送受信」ボタン
をクリックします。無事送信されたメッセージは、送信済みアイテム
に移ります。また、このときに受信も行います。サーバにメールが届
いていると受信をし、受信トレイに保存されます。
差しだし人への返信
返信をするには「返信」ボタンをクリックします。新規作成のときと
同じようなウィンドウが開きます。差し出し人のメールアドレスなど
は、すでにコピーされています。本文欄に返事を入力したら、後は新
規メールのときと同じ操作をすることで送信できます(3番と4番)。
- 届いたメールの受信
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「送受信」ボタンをクリックします。もし、このとき送信待ちのメッ
セージがあれば、同時にメールの送信も行われます。
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サーバにメールが届いていると受信をし、受信トレイに保存されます。
メールを選択すると、その下に内容が表示されます。また、ダブルク
リックで選択すると、別のウィンドウとして表示されます。
- 複数の人への送信(CcとBccについて)
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CcはCarbon Copy、BccはBlind Carbon Copyの略です。どちらも複数
の人に同じ内容のメールを送信したいときに使います。この2つの違
いは、受け取り人がそれぞれの欄に列記されたメールアドレスを見る
ことができるかどうかです。Ccに書いたアドレスはその内容が相手先
に届きますが、Bccに書いたそれはメールの配送に使われた後、相手
が見る前に削除されます。ちなみに、宛先に複数のメールアドレスを
書き並べることもできます。この場合には、Ccと同じような動きをし
ます。
- ファイルの添付
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画像やデータなどのファイルを、メールに添付して送ることもできま
す。
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「挿入」メニュー→「添付ファイル」を選択します。
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ファイル選択のウィンドウが表示されますので、添付するファイルを
選択します。
- 圧縮と解凍
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インターネット上ではデータのやり取りを円滑に行うために、その量
を少なくする必要があります。そこで、ファイルにある処理をしてサ
イズを小さくします。この作業のことを、圧縮と言います。しかし、
圧縮した後のファイルは、そのままでは利用することができません。
使用する前には、元に戻す処理をする必要があります。この処理を、
解凍と言います。解凍をすると、ファイルは圧縮前の状態に戻ります。
圧縮の形式には、LHAやZIPなどがあります。圧縮および解凍ソフトは、
それぞれの圧縮形式ごとに必要となりますが、最近では複数の圧縮形
式を取り扱うことのできるソフトもあります。用途に応じて、使い分
けると良いでしょう。